現在に至って、インターネットは急速に普及しホームページに関心を持つ人々も増えてきた。
ホームページ、サイトを作成するにさしあたって、初心者がまず訪れるのは素材屋である。
多種多様なページの背景、ボタン、アイコンが並んでいる。
だが私は思うに、これらのものを切り貼りしてもかっこいいサイトは作れない。
プロのデザイナーが取り組めば、うまくいくかもしれない。
これは洋服や家電に例えると分かりやすい。
現在の素材屋の実態は、
洋服のボタン、柄
家電の、例えばテレビのリモコンの、ボタン、柄
こういったものがばら売りされている。何万という単位で。
それを、自分で型抜いた服に、自分で作ったリモコンパネルに無理やりはめているのである。
当然ダサい。うまく行く筈がない。
かっこいいサイトを作っている人間は、ボタンなり何なり、そのページに合うように自分で作っている。
町に出る時にお洒落をするのは人の性で、ホームページだって同じである。
町に売っているものは誰かしらデザイナーがデザインをしたものだ。
つまり、未来の素材屋はページ全体をデザインするべきなのである。
そして、利用者はソースをダウンロードする。
ふと考えると、そもそも順序が逆だったのではないか?
今度はパソコンを例にして考えることにしよう。
まず既製品のパソコンありき、こだわる一部の人間が自作する。
素材屋は後者から始めてしまった。初心者にいきなり自作を求めるのは酷だ。
似たようなデザインのサイトが氾濫するのではないかという危惧
これは、すぐになくなるであろう。
今、ネットで背景画像から素材屋を推測できるであろうか?
町で自分と同じ洋服を着ている人間を見たことがあるか?
概ね無いと言ってよいのではないか。
デザイナーが増えれば確立はゼロに収束するであろうし、
また、現実の世界と異なり、ネットの世界は物価が安い。
少なくとも店を立ち上げるのに費用はかからない。
代官山にshopを持つのとはわけが違うのだ。
現在のウェブデザイナーの淘汰
ウェブデザイナーという職業は今、非常にあいまいである。そして、怠慢である。
仕事はやはり営業で獲得しているのではないか?なぜここだけアナログなのだ?
どうして素材屋ランキングサイトのような客観的評価が少ないのか?わたしは見たことが無い。
ポップアップやフラッシュの広告でも見たことが無い。
怠慢たる所以である。
一部の人間しか儲からないのは当然である。正直お高くとまりすぎである。
ここで述べる未来の素材屋が登場することで多くのウェブデザイナーは淘汰されるであろう。
ウェブデザインの展望
既製品を買ったり、雑誌を見たりして、そのブランドに心底引かれた人が高い金を払って特注を頼むものだ。
今のウェブデザイナーにはブランドイメージというものが無い。それに一般の人を対象にしていない。
winnyというソフトが登場しメディアの販売方法が見直されている昨今、
一般の人を対象としたデザインの有料ダウンロードシステムが求められている。
問題点
問題は初期の販売デザインの少なさである。
ただし、全国に五万と転がってるウェブデザイナーに呼びかければ可能かもしれない。
新しいプラットフォームであるわけですから。
ちなみに私にはそんなデザイン能力もないし、会社を立ち上げる気力も活力も無い。
だから、だれかやってみてください。見てみたい。それだけです。
戻る |